その歴史は4000年以上とも言われ、調湿機能、防カビ機能、防火性が高いと評価されてきました。
日本古来より使われてきた壁材は、人々や自然環境に優しい信頼できる材料です。
例えば、大切な財産や品々を保管しておく『土蔵』などはわかりやすいですよね。
日本の四季に合わせて適度な湿度を保ち、カビの発生を抑制して、有事の際には大切な
資産を守ってきました。

漆喰とは消石灰を主原料とし、フノリやツノマタなどの膠着材、更にひび割れを防ぐためのスサ(麻)等を
加えて水で練り上げた壁材の一種で、左官材の1つとして利用されています。

帰宅してから外出まで、『家』という場所はその人生の中での大半を過ごす特定の『場所』です。
特に、寝室やリビングではいうまでもない事ですね。
”呼吸する壁”と言われる漆喰は、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド等のVOC(揮発性有害物質)
を吸着し分解すると言われております。
漆喰には天然素材ですので、静電気が発生致しません。その為、壁にホコリが付き難くなり、お部屋の
電化製品や家具が黒ずみ難くなります。ハウスダスト(カビの胞子やウィルス、細かなホコリなどの空中浮遊物)
が大幅に抑制される為、お部屋の空気を清潔に保ってくれます。

漆喰の主成分である石灰は『強アルカリ性』なので、この環境では殆どのウィルスやカビは生きていくことが
できません。実際に中世のヨーロッパではペストやコレラが大流行した際に、町中に漆喰を塗ることで病気の
発生を抑制してきたとされております。
その為、漆喰は現在でもヨーロッパで幅広く健康建材として利用されています。
更に、強アルカリ性なので、お料理の油の臭いや生ゴミの臭い、ペットの臭いなど・・・生活臭を中和して
除去する効果があります。クローゼットやトイレにも漆喰壁は効果的とも言えますね。

石灰には土壌活力剤として農作物にとってとても良い肥料となり、酸性水質の中和剤としても水質浄化の際に
利用されています。接着剤などの化学物質を使用しない100%天然素材の漆喰は、地球から生まれ・・・その役目を
終えると、産業廃棄物ではなくそのまま地球に還ることができるのです。
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まだまだ、漆喰の長所は歴史的観点や科学的観点から語りつくせない『良さ』がありますが、何よりも現代の『壁』
の主流となっている”クロス”には表現できないものがあります。
それは、熟練した『職人』がその培った技術で、『手』で塗る。という事ではないでしょうか。
もちろんご依頼主の希望に合わせて、その表情を自由自在に変えることができますが、『唯一無二』のその『表情』
『風合』『経年劣化』を楽しめる。味わえるという事ではないでしょうか。

我々の施工するその漆喰壁には、その価値を見出して頂けると信じております。

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